リフォームの流れ
大きな買い物だし、長年生活することになるから、絶対失敗はしたくない!!
そんな思いを抱いているあなたへ。
リフォームの流れとポイントについて、2,000件以上の施工実績を持つサカベが解説いたします。
STEP1. 希望と条件をはっきりさせる
リフォームの目的と場所
今のお住いで不満に感じていること、不便なところはどこかを整理します。賃貸では窮屈なので中古戸建てを購入するのか、今のお住いの建物や設備が老朽化したのか、家族が増えて/減って間取りの変更が必要になったのか、老後のために備えをしたいのか、などなど、リフォームの目的とリフォームする場所を明確にします。
かけられる予算と優先順位
予算によってリフォームできる範囲や設備・建材のグレードは変わってきます。多くの場合、予算内で全て希望通りにできることは少ないので、あらかじめ優先順位を決めて、絶対に譲れないことは何か(どこか)をはっきりさせておくと良いでしょう。
STEP2. 業者を数社ピックアップする
雑誌やインターネットなどで理想の住まいのイメージ作りをしたら、今度は業者選びの段階です。
まずは以下のような業者選びのポイントを参考に、気になる会社を3社程度ピックアップします。次に、各社に問い合わせて現地調査と見積もりを依頼し、プランの比較・検討を行います。その際、各社に同じ条件や希望(予算含む)、相見積もりをする旨を伝えると、比較がしやすくなります。
なお、戸建ての場合は建築基準法や都市計画法によって、マンションの場合は管理規約や使用細則によってリフォームできる箇所の制限があるため、あらかじめ確認・相談をしておきましょう。
業者選びのPOINT1. 近所にある
近所であれば悪さはできませんし、現場と会社が遠いとその分時間や費用がかさんでしまいます。訪問販売などで会社の所在地が分からないところは避けましょう。
業者選びのPOINT2. リフォームの業歴が長く、施工実績が豊富
新築とリフォームでは、必要なノウハウが異なります。リフォームの場合、今の構造や配管を活かしながら(見えない部分は予測して)施工したり、人が住みながら工事をしたりしなければいけないからです。 少なくとも業歴5年以上、500件以上の施工実績があると安心です。(ちなみにサカベは業歴20年以上、施工実績2,000件以上です)
また、建築業許可を取得しているか、本業がリフォームか、下請けに丸投げしないか(契約時に打ち合わせをする人とそれ以降の人が変わらないか)なども大きなポイントです。
業者選びのPOINT3. やりたいことができる
リフォーム会社と言ってもたくさんの種類があります。
- サカベのようにリフォーム全般を総合的に扱うリフォーム専業の会社
- デザインが得意な設計事務所系の会社
- 大規模な増改築やリノベーションにも対応できるハウスメーカーや大手建設業者
- 物販や設備工事中心の住宅設備・家電量販店系の会社
- 塗装やクロスなど、それぞれの仕事に特化した職人の会社
といった具合に、業者によって特徴や得意・不得意があるため、あなたのしたいリフォームに合った会社をいくつか呼んで、相談してみると良いでしょう。
STEP3. 見積もりをもとに比較・検討する
見積もりでチェックするポイント
大手の建設業者と地元のリフォーム専業会社とでは、見積もり額が2倍近くも変わってくることがあります。とはいえ、総額の金額や値引率の高さだけで単純に判断してはいけません。工事面積や設備・建材のグレード、工法などによって金額は変わりますし、大幅値引きを前提とした元値の設定をしているところもあるからです。
見積もりは「一式000万円」という記載だけではなく、設備・建材のメーカー品番(仕様)、単価、数量、工法、範囲などが具体的に記載されているか、要望に沿った提案になっているか、不必要な工事が盛り込まれていないか、逆に本来必要不可欠な付帯工事がわざと未記載になっていないか、などをしっかりチェックしていきましょう。
料金を抑えるコツ
部材を変える、設備のグレードを下げる、工事する範囲を狭める、上貼り工法にする、全部屋同じ壁紙を使う、水回りの位置を移動させない、施主支給にする(ホームセンターなどで購入して来て、取り付け工事だけしてもらう)、今回はやらない(後回しにする)など、色々なやり方がありますので、どうすれば予算内に収められるか、恥ずかしがらずに業者の方に相談してみましょう。
STEP4. 業者を決める・契約する
業者決めのポイント
提案されたプランや見積もり、相性、アフターフォローなどをもとに、総合的に判断してリフォーム業者を選びます。中でも意外と重要なのが担当者との相性です。フィーリングが合うか、親身になって相談にのってくれるか、しっかりこちらの意図を汲み取ってくれるか、納得できるまで説明してくれるかなど、後悔しないためにもしっかり担当者との相性をチェックしておくと良いでしょう。
また、カタログ上だけでは実際の使い勝手や色味、大きさのイメージがつきにくいもの。そのため、できる限りメーカーのショールームに連れていってもらい、実物を見て触って確認することをお勧めします。
契約時の注意事項
リフォームの場合、いざ水回りの設備を取り外してみたら土台が腐っていて追加工事が必要になった、といったことが起こり得るため、こうした追加や変更が起きた時はどうなるのかも事前に確認しておくと安心です。
また、料金の支払い方法は、少額の場合は後払い、一定以上の場合は着工前と引渡し後の分割払い、といった形式が多いですが、各社によって異なりますのであらかじめ確認しておきましょう。
STEP5. 工事の開始、完成・引渡し、清算
工事の開始
着工前に近隣の方に挨拶周りをすませましょう。工事期間中はたくさんの人が出入りするため、貴重品などの防犯対策にも十分注意しましょう。工事期間中は、プラン通りの設備や建材が使われているか、スイッチやコンセントの位置、ドアの開閉などは問題ないか、進捗具合はどうかといったことを確認していきます。
竣工検査と引渡し
工事が終わると竣工検査に立ち会います。床のきしみや傾きがないか、扉や障子・窓はスムーズに開閉するか、クロスにたるみやシワがないか、内装や設備が傷ついていないか、キッチンや浴室は水がきちんと流れて水漏れしていないか、などの不具合と、プラン通りに施工されているかを確認していきます。不具合が見つかった場合は、工事代金を清算する前に補修してもらうようにしましょう。
また、引渡し後に設備機器が故障したり、竣工検査では気づかなかった不具合が発生したりすることもあるため、メンテナンスを依頼する場合の連絡先も確認しておきましょう。